建築業界でも使っている人が多い、3Dモデリングソフトです。SketchUPほど直感的ではないが、高性能の割に価格が安く、プロダクトデザインなどにも使えるソフトです。特徴としては、フリーフォームNURBS(ナーブスと読むらしい)に強いことらしいです。価格は187000円。旧バージョンからのアップグレードは110000円です。保守料金も要らないこと、バージョンアップ間隔もそこそこ長いので、全体的なコストは低い部類に入ります。
モデリングソフトですので、3DCADとして図面を描くことは適していません。建築系の3DCADは、VectorWorksやDRA-CADなどありますが、それとは異なる分野の商品です。もちろん図面も描けますが、DWGにエクスポートできるので、そちらで描いたほうが良さそうです。レンダリングも一応搭載されています。
建築系に利用ユーザーが多いのは、2DのAutoCAD図面(DWG)のインポート及びエクスポートが可能だからです。3DもSTEPやIGESなどインポートできるファイルは多く、互換性も比較的高いです。
近年は、Grasshopperと呼ばれる、内蔵しているグラフィカルなプログラム言語で、さまざまなことをするのが流行しています。構造計算をやったりする猛者も現れています。比較的安易に修得できることと、3Dを操ることができることから、密かなブームになっています。
さて、今回のRhinoceros8の新機能なのですが、
・3D印刷向けに、閉じたメッシュを作成するシュリンクラップ機能
・モデル作成ツールの改良と、プッシュプル機能の搭載
・Macでの高速化
・レンダリングの高速化、モノクロ表示モードの搭載
・断面スタイル、クリッピング機能の強化
・Grasshopperの改良
など、地味ですが、確実に進化を遂げています。いつ8が出るか?で買うのをためらっていた検討中のユーザーは安心して買うことが出来ます。
購入は代理店より。ディプロス オンラインショップなら、比較的安価にネットで購入することが出来ます。
住宅建築IT最前線では、最新のRhinoceros8を試用し、いろいろと試してみます(試してみて使えたら買います)。その情報はこちらで発信します。
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