おはようございます。
ミニPCの雄、MINISFORUMより、ひっそりとUM760 Slimなる機種が登場しました。
アマゾンでも68980円(税込)と安価に登場したうえ、現在、クーポンが13106円引き(2024年9月12日現在)なので、5万円台半ばで購入でき、なかなかのコスパです。
CPUがRyzen5 7640HSと聞き慣れないのですが、メモリは16GB(DDR5)、Windows11 Pro、1TB SSDと侮れないスペックです。ミニPCといえばIntelのN100搭載がブレイクしましたが、どれくらいの性能差なのでしょうか?
Ryzen5 7640HSは比較的新しいCPUで、6コア12スレッドです。RyzenAIを搭載してるらしいです。内部グラフィックスはAMD Radeon 760Mとこちらも新しいタイプです。ハードウェアコーデックはAV1の復号化、符号化に対応しています。TDPは54Wと比較的高いですので、省電力性能はN100に劣ります。
CPU monkeyのCinebench2024(シングル)の数値はN100の1.5倍以上と高く、マルチでは、3.5倍ほどと爆速です。PassMarkもN100の4倍近くの22864となっており、ミニPCでよく見るRyzen7 7735HSの25591に迫っています。しかも7735HSより新設計で、場合によっては、逆転するベンチマークもあるほどで、性能は侮れません。
これが5万円台なので、本来は大騒ぎになりそうですが、このマイナーなCPUのせいか騒ぎになっていません。7640HSはゲーム用ノートパソコンで、外部GPU搭載のものに採用例が多く、このような構成が珍しいです。Ryzen AI搭載の比較的新しい内部GPU Radeon 760Mなのだから、もう少し話題になってもおかしくないと感じます。小規模建物のBIMやCADなどでも十分に使えそうです。
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