DocuWorksの高速化

こんにちは。

建築設計の仕事をしている人で、DocuWorksというソフトを使っている人が多いです。図面など資料を電子化するのに非常に簡略で使いやすかったからです。またDocuWorksが出た頃は、PDFが標準とはいえ、使いやすいPDFソフトがなかったから、というのもありました。

しかし現在はPDFのソフトも多様化・多機能化して、必ずしもDocuWorksを使わなくても良いことが多くなったこともあり、最近はDocuWorksのユーザーが減少傾向に見えます。あまり機能アップしていないことや、速度に関する不満が高まっているとも言われます。

特に速度は私から見ても非常に落ちていると思います。しかし設定次第で、速度が回復したり、幾分ましになることをしらない方も多いです。ここでは、その方法を何個か紹介します。

※この方法を使ってのいかなるトラブルも当方では保証いたしません。また当方で実験した環境は、DocuWorks9.0と9.1です。

対策その1 環境設定

一番初めに試すのは、環境設定でしょう。環境設定ー表示で、表示の状態から

・ビットマップや図形データに変換した文字の縁をなめらかにする
・高画質に表示する

のチェックを外します。これで高速化し、実用上差し支えなければ、これが手っ取り早いです。しかし大半のユーザーは、これで速度回復するほど古くて遅いパソコンは使っていないと思います。まあ満足できれば良いのですが。

対策その2 ONEDRIVEのフォルダを避ける

これが効果的なユーザーが多いようです。Windows10以降ですと、OneDriveを使っている方が多いと思いますが、OneDriveを使ったまま、DocuWorksをインストールすると、OneDriveで同期するフォルダ内にDocuWorksのフォルダができてしまいます。これはバックアップを自動でとってもらえるというメリットはあるものの、DocuWorksの速度ダウンに繋がることがあります(私がそうでした)。どうもDocuWorksのファイルは、OneDriveと相性が良くないらしく、ストップしていることがあります。というわけで、「DocuWorksユーザー個別設定ツール」を起動して、DocuWorksのDeskフォルダ、一時ファイル生成フォルダなどを、Onedriveの影響の受けない位置に移動しましょう。ファイルの移動が必要になることもありますので、その場合は元のフォルダから移動させておきましょう。これでかなり快適になります。

対策その3 環境ファイルの削除

DocuWorksは比較的環境ファイルを作り散らかす傾向にあります。そのため、定期的に環境ファイルを削除することをお勧めします。環境ファイルの削除は、以下のサポート資料が参考になります(インデックス検索の件ですが、操作は同じです)。

この方法で、特に大きなファイル、たくさんページがある計算書ファイルなどの、表示までの速度が高速化する場合があります。私の場合は、かなり効果絶大でした。
AppData\Local\Fuji Xerox\DocuWorks\DWTempなど、個別設定ツールで指定した一時ファイル生成フォルダも古い資料が溜まっているかもしれません。
ただし、環境ファイル系は必要なものもあるので、注意が必要です
昔から使っていて、DocuWorksが遅い!と感じてきたら、上記のことを試して見ると良いかもしれません。他にもありましたら、情報をお寄せくださいませ。

 

 

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