低価格ミニPCで有名なBeelinkより、AMDの最新CPU Ryzen AI9HX370を搭載したミニPC「Beelink SER9」の予約を自社WEBショップで開始いたしました。現在142677円と特価予約となっています。英語サイトですが、日本からも注文できそうです。
スペックは、Ryzen AI9 HX370を搭載し、メモリ32GB、SSD1TBとありふれた構成。ノートパソコンの同スペックのものはかなり高いので、まあまあ値頃感がある価格設定になっています。
Ryzen AIはAI用のNPUを搭載しています。従来のものは10TOPS程度とAI性能が低かったのですgあ、一気に50TOPSまで上げてきました。まだスタンドアロンで何をAIにやらせたら効率的なのか?はわかりませんが、マイクロソフトの「Copilot+PC」の要件を満たしている初のAMDプロセッサとなります。価格は若干高いですが、買ったら長年使えそうなCPUです。
まあ、そもそもこのCPU。ノートパソコン向けですが、かなり性能が高いです。Zen5世代となりました。現在のZen4もなかなか評判が良いですが、更に性能アップしています。12コア24スレッドです。また3D性能も内蔵グラフィックの中ではかなり高いグラフィック性能を誇ります。AMD Radeon 890Mですからね・・・。小型モデルのBIMレベルをある程度快適に使えそうな基礎能力は持ってそうです。
私はミニPCのCPUの性能アップは歓迎しています。デスクトップ型より省電力であることもポイントです。しかし性能が低く特にグラフィック性能が低いことは、建築業界ではネックでした。しかし近年内蔵グラフィックが強化されているうえ、そもそものCPU基本性能もデスクトップからそう離されなくなってきました。外部グラフィックカードを搭載しないで、小型で済むのであれば、電源等でもメリットが高く、多少高くても使う意義があると思います。
小型PCといえばN100等の激安がどうしても注目されていますが、今後は本格的な用途に使えて、比較的安い、高性能型が注目を浴びると思います。その意味では今回Beelinkが他社に先がけて発売したことは非常に意義があるでしょう。
ノートパソコンだと、まだ20万円台中盤がほとんどです。価格ほどの性能は正直ありませんので、ミニPCのBeelink SER9のコスパが光ります。
第7世代で良ければRyzen9 7940HSという強力なCPUを搭載して、MINISFORUM UM790Proなどもお勧めです。10万円切ってきていますし、グラフィックもRadeon780Mですからね。AIも性能が低いながらもNPUを搭載しています。価格差がだいぶあるうえ、現在の使い方で考えたら、そんなに差がでないので、こちらもお勧めです。
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