こんにちは。クリスマスを過ぎると一気に年末感が出てきます。大掃除などまだできていないのでこれから大変だなぁと感じています。
さて、2024年は、たくさんのミニPCを紹介してきました。分類は
A:2万円前後のN100の激安ミニPC
B:5万円以下の実用的多コアの旧RyzenミニPC
C:6~9万円のIntel Core i・Ryzenの高性能ミニPC
D:10万円以上の最新鋭CPU(AI搭載)の激高ミニPC
と勝手に分類しています。この中で、BとCを中心に紹介してきたのは、建築関連で使うにはこのゾーンのものが不満がなくコスパが高いと感じたからです。事実私の現在のPCはBゾーンですが、動画編集も構造計算もCADも不満がありません。最近、動画のレンダリングなどで、もう少し速いPCがほしくはなりましたが・・・。
さて、2024年末で私が一番お勧めのミニPCを紹介します。条件はAmazonで10万円以内で買えることです。その機種は
GEEKOM A7 Series(Ryzen9 7940HS搭載)です。
さて、このPC、普段は111000円ですが、現在タイムセールで93500円となっていますので、ギリギリといったところでしょうか?CPUにRyzen 9 7940HSという8コア16スレッドを搭載しています。AI用のNPUを搭載しているので多少のAI処理は有利に働くことがありそうですが、それほど速いわけではありません。このCPUの特徴は、RDNA3 GPUアーキテクチュアであるRadeon 780Mを内蔵GPUとして搭載していることです。実務アプリでは意外と速いことが確認されており、CPUの速度意外にもメリットがあります。
メモリも標準で32GB搭載していますが、DDR5-5600という、ミニPCでは高速の部類のメモリを搭載しています。メモリは最大64GBまで拡張できるのでしばらくは安心でしょう。SSDもミニPCとしては大きく2TBを搭載しており、かなり余裕があるでしょう。Windows11 Proを搭載しているのもポイント高いです。
GEEKOMのミニPCは、ディスプレイ出力にHDMI×2を搭載しており一般の方には使いやすいです。他にUSB4ポート及びフル機能のType-Cポートを搭載しており最大4つの4Kモニターをサポートしております。これは非常に嬉しいです。ディスプレイに使わなければType-Cが2つもあることになります。
冷却システムも、ミニPCの中では高級なのですが、過信はいけません。なにしろデスクトップ用のCPU並みの高性能なのですから。レビューなどで排熱がおいつかないケースも見られたとのことなので、激しいゲームなどではなく、日常の負荷のかかる仕事(CAD、動画編集、写真編集など)を快適にしていく機種だと思います。この性能の割に消費電力も非常に低いのも魅力ですからね。
小さいので置きやすいですし、VESAマウントでディスプレイに付けることもできます(ディスプレイによってはつけられません)。金属筐体も比較的高級感もあります。
そんな理由で2024年末の10万円以下のお勧めとして選定しました。たぶんセールのタイミングもあり、他メーカーでも同等以上の性能のものが10万円以下でもあるかと思います。それらも性能バランスが良いものばかりなので、選択肢が広がります。
もっとも国内大手メーカーや海外大手メーカーの信頼ある製品を選択するということも良いかと思います。トラブルなどを考えると、そっちのほうが良い場合も多いです。私も近年は、HPやマウスコンピュータ・ASUSなどを愛用しています。製品の値上げが相次ぎましたが、ミニPCは安価な選択肢として、非常にありがたい存在で、圧倒的な値頃感から人気がでたものと思います。
来年は、Ryzen AIやCore Ultraの新しい機種が低価格になってほしいものです。では。
公式ページのクリスマスセールは本日までです。
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