こんにちは。寒くなってきましたね。12月22日は、冬至。一年間で一番昼が短い日です。暖かいものがほしいですね。
さて、熱を測るのは温度計ですが、面上に温度の状態を測ったりする道具にサーモグラフィーがあります。新型コロナの頃に、人が多いところで体温の高い人を見つけるために利用していたのを見ている方も多いかと思います。
これを建築検査に応用しています。あくまで表面の温度の違いしかわかりませんが、それにより外壁タイルの浮きや、雨漏り、筋かいの有無、断熱材の充填不良、床断熱の故障など、いろいろなものが調べられます。以前は高価でしたが、今は中国製を中心に低価格になってきています。10万円くらいだせば、比較的実用性の高い機種が買えます。
しかし使いこなせるか不安とか、そこまでお金を出さなくても試したい、という方に、HIKMICRO E03をお勧めします。
価格は3万円台中盤。もっと安いものもありますが、この製品には次の3つのポイントがあります。
・薄型小型軽量 タッチパネルで扱い易いです。タッチパネルがあるとピンポイントで場所を指定して測定できるので、非常に良いです。
・そこそこの性能 昔の低価格機は実用性に乏しい解像度でしたが、この商品は96×96と最低限の解像度を確保したうえ、アップスケールで240×240にアップできます。また可視カメラも内蔵しています。-20度~350度と実用的な温度範囲です。
・LED作業灯がついており、暗い場所でも安心。低価格機なのにビデオ録画機能もあります。
と、低価格機の中では、長所が多くお勧めできます。
もちろん高性能だと、より詳細なデータを取得できるようになります。解像度が高く熱分解能が高ければ、筋かいの有無の発見率はあがりますし、より詳細な位置の特定、微小な熱変化の発見などができるようになりますので、予算の許す限り性能のよいものを購入することをお勧めします。
HIKMICRO Pocket2は、熱解像度が256×192と高く10万円以内の機種で一番お勧めできます。ちょっと高いですが、初心者でもこれを買えればベストだと思います。
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